Playful Life

生きる技術

ゆるいコミュニティの時代

みなさんはもうVRゴーグル試しましたか?

私も遅ればせながらOculus goを買って試してみたのですが、すごいですね、

好きな世界へ一瞬で没頭できます。

セクシーギャルが目の前にいる状態から、ゾンビを打ちまくる戦場にスイッチ一つでひとっとび。

そして世界中を一瞬で移動して、好きな景色を見たりできます。

まさに映画のマトリクスのように、コンピューターの世界に一瞬で入って楽しみ、

好きな時にログアウトできるのです。

 

でも、同じことを、みんな既にやってますよね。

朝、起きたら、スマホでインターネットの世界にログインして情報を集めたり、会話をします。

会社に行ったら、まずPCを開いてログインして、インターネットの中で仕事をします。

 

インターネットの誕生によって人間は、

計算と記憶の機能をコンピュータに外注して、

パソコン、スマホ、インターネットを介してアクセスするようになりました。

膨大なデータと処理能力があるネットの世界に、ログイン、ログアウトを繰り返しながら生活するのです。

 

このインターネット的な概念が、今、人間関係にも持ち込まれようとしています。

インターネットを介して、ゆるく繋がるコミュニティ、が増え始めているのです。

 

例えばFacebook上で同じ趣味の人が集まるグループがあり、

時にはリアルにあうオフ会が開催されます。

その中で生まれたものから、ビジネスに発展することもあります。

 

他にも、オンラインサロン、オンラインNPOなど、

これまで、場所や会社、組織に縛られて、一定期間はログインし続けることが当たり前だった世界から、

好きな時にログイン、ログアウトできる人間関係が生まれています。

 

これは今後、増えていく傾向なのは間違いありません。

では、オンラインコミュニティでの人間関係はどうなるでしょうか。

 

これまでの人間関係は、土地、会社、組織などに紐づき、

一定期間の参加が必須でしたが、オンラインコミュニティでは好きな時に参加できて、好きな時に抜けられます。

この、好きな時に関係をやめられる選択権をもつ、

という特性が、行動パターンを変化させます。

 

インターネットは玉石混合の世界なので、質の低い人から高い人まで、

ごちゃ混ぜになっています。

 

質の低い人は、周りのことは考えず、自分の損得だけをベースに行動します。

相手の気持ちを考えず、ネット上で暴言を吐きまくる人などがそれにあたります。

コミュニティの中で自分だけが得するための行動を繰り返し、

利益がなくなった時点で抜けます。

 

このような行動をする人は、コミュ二ティに価値や利益を与えず、奪うばかりです。

一定の自己犠牲型のギバーがいるので、一定期間は存続しますが

、長期的にはコミュティ全体の価値をすり減らしていきます。

このような人が多いコミュニティは長く存続しません。

 

一方、質の高い人は、自分だけでなく、周りも含めて得することを考えます。

与えるだけでなく、しっかり自分も利益や成長のための知識と経験を積み上げます。

そうすることで、長期的な成長、信頼の獲得、コミュニティ全体の発展につながります。

 

いつでもログイン/ログアウトできるコミュニティでは、

参加者の質、が存続するかどうかを決めます。

今では会費などで足切りしているものも多いですが、それだけでは不十分でしょう。

そのあたりの基準は今後、いろいろ出来上がってくるでしょう。

しかし難しく考えず、自分と周りの役に立つことをする人になればいいのです。

 

あなたも質の高い参加者になって、ゆるいコミュニティの時代を存分に謳歌してみてはいかがでしょうか。