Playful Life

生きる技術

一点突破のためのスルー力

昔に比べて丸くなったと言われる。

太ったわけではない。性格のほう。

そらそう。人は変わる。

 

丸くなるとは、どういうことか。

人からみたら、大人しくなったもしれない。

しかし、諦めることが増えるのとは違う。

日々の生活の中で、

いちいち引っかからずにスムースに出来ることが増えたイメージだ。

 

かつて童貞の亀頭のように繊細な神経は、

すれ違うものすべてに反応して勃起し、時には怒りをまき散らして歩き、

世界を勝手に敵ばかりにしていた。

仮想敵を作り出して、戦うことにすべてのエネルギーを注ぐ。

有り余るエネルギーで朝までナンパして手に入ったものは、

朝起きたときのブスの寝顔と虚無感。

そんなふうにしてエネルギーを放出しても、手元に何も残らない。

 

しかし、時と経験とともに、

そういう無駄なエネルギーを意味あるものに集中して注げるようになった気がする。

精神的なものを含めてリターンの期待値の高いものだけを選んで、

あとはスルー。

自分でやらなくとも、目的が達成されればそれでよい。

沸き起こる自我もスルー。

 

一点集中で爪を鋭く研ぐことにエネルギーを集中、

後は丸くして省エネ。

 

このスルー力の向上が人を丸くするのかもしれない。

もっと鋭く尖るために丸くなるのだ。

エネルギー

既に多くの人が、論理的に理解できていないが、直感的に理解しているであろうエネルギーのレイヤーがある。

エネルギーは自分の中を巡り、発せられ、また何かを媒体に吸収される。

空気中に漂うエネルギー。

空間によって周波数が違い、それが空間の色を生む。

音楽もエネルギーを届ける媒体だ。

人々は何を求めてライブに行くのだろうか。

言葉では正確に表現できないが、ある種の情報だ。

演者が音楽に乗せて発する情報を得て、聞き手にエネルギーが充てんされる。

アートはエネルギーの媒体だ。

体の中をめぐるエネルギー。何かが原因で上手く廻らなくなると不調として現れる。

鬱もエネルギーの循環の問題だ。

呼吸のようにすべてのものが吸収と放出を繰り返し、そのバランスで世界は成り立っている。

お金もモノも、このエネルギーの一部を具現化したものに過ぎない。

この世界中をめぐるエネルギーを感じることが出来れば、

自ずと居心地のいい場所に自分を導くことが出来る。

 

スモール・トライ&エラー

成長のためには実験と失敗は必要なことは疑いようのない事実である。

特に、変化の激しい現代では、人は素早い成長と適応が求められる。

いつの時代も適者生存である。

 

ビジネスの世界でも同じだ。

現在、世界をリードしているのは、Google, Facebook,Amazon,Appleなどのソフトウェアがメインの会社ばかりだ。

短いサイクルで製品を開発し、顧客のフィードバックを得てすぐに修正が可能だ。

PDCAサイクルを早く多く回せるのだ。

日本企業は、長年続いたソフトウェア開発を下請会社に丸投げする産業構造から、競争力のあるソフトウェア産業を育てられず、ハードウェアがメインの自動車メーカーや電機メーカーは数年サイクルの開発構造から抜け出せず、存在感をみるみる失っている。

そんななか中国の深圳のメーカーなどは同じ地域で部品の調達から設計、製造まですべて行い、HWの開発サイクルを劇的に短くして、世界の変化のスピードに対応している。

トライ&エラーのサイクルを見るだけで、今後どこが成長するのかは一目瞭然だ。

 

しかしそんな社会背景はさておき、

個人としての成長のために、試行回数を増やすべきだと考えている。

だが、誰しもエラーは避けたいものだ。

頭で考えていると、”やらない理由"は無限に出てくる。

そのやらない理由を作っている間に、時間は過ぎていき、

そうこうしているうちに、背筋は曲がり、ちんこは立たなくなる。

"やらない理由"を作り出した背景すらも変わっている。

 

まずは考える前にやることだ。

今日できることの中で、一番大きくて、ワクワクすることを。

成功するかどうかはどうでもいい、失敗しても経験値は残る。

大事なのは、経験値がたまるトライをすることだ。

楽しい余生の過ごし方

今後、人々はどんどん暇な時間が増える。

これは疑いようのない事実だ。

 

AIや自動運転はここ10年で生活に浸透する。

スマホが普及したこの10年、いや、それ以上のスピードでこれらの技術は生活を変えていく。

これまで人間がやっていた作業、車の運転などは全て自動化され、効率も良くなる。

移動時間がまるまる暇な時間になるのだ。

人々が人生を費やしていた労働から一部解放されて、暇な時間、自由な時間が増える。

 

今は実感のない人も、10年後振り返ると、実感できるだろう。

10年前にまだほとんどの人がスマホを持っていなかったのに、

今ではスマホなしの生活なんて考えられないのと同じように。

 

つまり、10年後、楽しい生活を送るには、

余暇に何をするか、暇な時間をいかに楽しむか、が重要になる。

ダニエルピンクが10年以上前に提唱した世界が20年後にやってくるのだ。

 

 

そして、その余暇の過ごし方が、

またテクノロジーのおかげで、変わっていく。

旅行の風景をYoutubeにUpすれば、それを見て楽しむ人がいる。

消費と同時に供給を行っていることになる。

趣味の手芸品を売る、音楽を作って公開する、本を出す、

これらのハードルがどんどん下がっていく。

誰もが、消費者且つ提供者として過ごせるようになるのだ。

好きなことをして、それをシェアして暮らせる、ようになる。

 

変化は日々の生活の中でなかなか気づかないスピードで、

しかし着実に訪れる。

それに気づいた奴から始める。

少し先を生きたいのであれば、すぐに好きなことを始めよう。

最短距離

生活のために「やらなければならない」ことは沢山ある。

朝の準備、仕事、掃除、洗濯、日々の支払いなどの雑務。

それらを潤滑に進めるために、さらに「やらなければならない」ことが増える。

そして生活の殆どが生活のための行動で満たされる本末転倒。

これは思い込みが産んでいるのではないか。

 

例えばお金。

お金を稼ぐため、例えば労働をしてお金というリターンを得る。

実はお金は媒介物であり、目的ではない。

目的はその先にあって、お金と交換に得られるものこそが目的。

ワクワク、便利さ、快適さ、自由な時間。

お金という媒体を使わずにそれが得られるならソッチのほうが早いのに、

まずはお金が必要だと思い込み、

お金を得るために「やらなければならない」ことを自分で増やす。

いつの間にかお金という媒介物を得ることが目的にすりかわり、

その先の本当の目的を忘れて、それを考える時間さえもなくなっている。

長年の準備期間、仲間なども同じだ。

すぐに走り出せば、その中で本当に必要なものがわかってくるはず。

 

この瞬間に一番ワクワクする目的に向かう。

本当にそれにお金が必要だろうか。準備期間が必要だろうか。仲間が必要だろうか。

一度「やらなければならない」ことを忘れて、立ち止まって考えてほしい。

そのような媒介物を介さずに、今すぐ、最短距離でやれることのほうが多いはずだ。

 

「やらなければならない」という思い込みを捨てること、

これが「やりたい」ことをやるために大切なことだと感じている。

 

 

 

 

成功と失敗

いきなりですが、

成功とか失敗って何でしょうか、

 

思ってたとおりか、それ以上に行った、が、成功

思ってたのに比べて上手く行かなかったのが、失敗

 

じゃあ、結局、成功も失敗も、

どう思ってやったか、次第なんですね。

 

最低のクズの最高級は、最高級でも最低さ

By 髭

 

だから、前もってハードルを下げておいて、

すべて成功ととらえられるようにしよう、と言いたいのではありません。

むしろ、無意識にハードルが上がる環境に身を置いたほうが成長するのは確かです。

 

ただ、ハードルを上げると、失敗の回数が上がります。

 

ここで大事なのは、 失敗 = 悪い ではないのです。

失敗 = 自分(他人)が前もって設定した値に届かなかった、

という事実であって、そこには良いも悪いもありません。

 

ほとんどの人は、そこを勘違いしていて、

失敗 = 悪と考え、

なるべく失敗しないようにしよう、という思考に陥るのです。

 

そのために、努力する、というのであればまだしも、

ハードルを低くしておくために、

自信のない発言や、前もって言い訳を始めるようになり、

ひいては、失敗しないために行動をしない、という思考に陥るのです。

これが"成功と失敗"を間違って解釈した時の、大きな落とし穴なのです。

 

だから、

目標は高く、ハードルは上げておく、

成功も失敗も、ハードルを越えたかどうかの事実であり、一喜一憂しない

そして、成功するまで何度もトライする

ということが大事なのです。

 

例えば、ナンパなんて30人に声かけて、

27人に無視され、3人くらいが飲みに行って、1人とエッチする、

みたいな感じです。

27人振られ続けたけど、1人と上手くいく、

これは成功なのか失敗なのか、もはやわかりません。

(性交であることは確かである)

 

失敗や成功に一喜一憂せずに、行動し続ける、

これが唯一の成功への近道です。

合法的ハピハピ

ここ数日、気分が落ちて思考がネガティブで、

何か原因なのか、鬱か!と考え込んでいましたが、

3日間ほど8時間睡眠をとったら回復しました。

 

単に筋肉痛と寝不足と体調不良が重なっていただけで

いや、そんなもんですよね。

 

アドラーなんかは、悩みのほとんどは人間関係に関するものだ、

みたいなことをいうてますが、

私は、悩みのほとんどは体調が原因だ、と考えてます。

 

だから、人から悩み相談された時は、大体

よく寝て、早起きして、朝を浴びて軽いランニングすれば。

と言ってます。

というか、体調がよくなり、気分がよくなれば、

そもそも問題と思っていたことが自分の思い込みだったと気づくのよね。

 

オヤジになると、酒の席の話題が病気の話ばかりになる、

と言いますが、健康でいることが幸せへの最短距離だとすると

案外、人生の本質をついた話題なのかもしれません。

 

他にハッピーになる要素はなにかと考えてみましたが、

簡単に思いつくハッピー要素にアクセルをベタ踏みできないのは、

きっと、その先に谷があると思っているからですね。

たとえば、お酒を飲みすぎるとその場をは楽しいが、

次の日二日酔いで気分が悪くマイナスみたいな。

 

しかし、経験値が上がるほど、そのコントロールがうまくなってきて、

アクセルの踏み方も緩やかだが、トータルでプラスになるように

ゆるふわOLのような力の抜きかたで踏めるようになるものです。

その先の谷を正確に想像できるようになるのです。

 

だが実は世の中には

ハッピーの先に谷があると思われているが、

じつは無かったり、谷が大したこと無いもの、

があるんじゃないのか。

全く二日酔いにならないお酒、のような。

事後の虚無感のないしこしこ、のような。

あれがあるんじゃないか。

 

最近はそんなところが、もう少しで見えそうで見えないかんじです。